「トリッカーズってダサい?」と購入前に不安になっている方、安心してください。結論から言うと、トリッカーズはダサくありません。むしろ創業1829年、英国王室御用達の称号を持つ世界最高峰の革靴ブランドです。ただし、コーデを間違えると「惜しい靴」になってしまうのも事実。この記事では、ダサいと言われる本当の理由と、おしゃれに見せるコーデ術を徹底解説します。
📋 目次
トリッカーズとは?英国最古の革靴ブランド
Tricker’s(トリッカーズ)は、1829年にイギリス・ノーサンプトンで創業した、英国最古の革靴ブランドです。約200年の歴史を持ち、一足一足を熟練の職人が手作業で仕上げるハンドクラフトにこだわり続けています。
1989年には英国王室御用達の証であるロイヤルワラントを授与されました。これはチャールズ国王(当時皇太子)からも長年支持された、品質の証です。そのロイヤルワラントは5年ごとに更新審査があり、現在も継続して認定されています。
🏰 トリッカーズ ブランド基本情報
| 創業 | 1829年(約200年の歴史) |
| 産地 | イギリス・ノーサンプトン |
| 製法 | グッドイヤー・ウェルト製法 |
| 王室御用達 | ロイヤルワラント取得(1989年〜) |
| 代表モデル | バートン(BOURTON)、ストウ(STOW) |
「ダサい」と言われる4つの理由
トリッカーズがダサいと言われるのは、靴自体の問題ではなく「コーデとの相性」や「履きこなしの難しさ」にあります。具体的に見ていきましょう。
① 年齢層が高く見えるデザイン
トリッカーズのウィングチップ(W形のつま先デザイン)とブローグ(穴飾り)は、非常にクラシカルで重厚感があります。そのため「おじさんっぽい」「古臭い」という印象を持つ方もいます。実際には、これこそが英国紳士の本物の美意識であり、「わかる人にはわかる」デザインなのです。
② ボリュームのあるシルエットが合わせにくい
トリッカーズはラウンドトゥでボリューム感があります。細身のパンツや現代的なスリムスタイルと合わせると、靴だけが浮いて見える場合があります。これは合わせる服のシルエットを意識することで解決できます。
③ コーデの「テイスト合わせ」ができていない
トリッカーズはイギリス発祥のカントリーシューズです。高級ブランドのスーツやストリートファッションなど、テイストがかけ離れた服と合わせると浮いてしまいます。バブアーのジャケット、ツイード素材、ウールトラウザーズなど、ブリティッシュな雰囲気の服と相性抜群です。
④ 履き始めは硬くて「使いこなせていない」状態になりやすい
新品のトリッカーズはグッドイヤー・ウェルト製法のダブルソールのため、かなり硬く感じます。革が馴染むまでの間は歩き方がぎこちなくなったり、靴の存在感が出すぎてしまうことも。半年〜1年履き込むと自分の足型に馴染み、驚くほど快適になります。
実はおしゃれ!トリッカーズ5つの魅力
「ダサい」という声がある一方で、世界中の革靴愛好家からトリッカーズは圧倒的な支持を受けています。その理由となる5つの魅力を紹介します。
① 英国王室御用達のロイヤルワラント
チャールズ国王も長年愛用した本物の品質。5年ごとの厳しい審査をクリアし続けているブランドです。
② グッドイヤー・ウェルト製法で一生モノ
ソール交換が可能なグッドイヤー製法。適切なメンテナンスで10年・20年と使い続けられる一生モノの革靴です。
③ 傷さえも「味」になる育てる楽しさ
使うほど革が馴染み、傷や色ムラが唯一無二の経年変化(エイジング)へと変わっていきます。自分だけの一足に育てる楽しさがあります。
④ ブローグ&ストームウェルトの機能美
アッパーの穴飾り(ブローグ)は元々水はけのための機能。アッパーとソールの間のストームウェルトが雨水の浸入を防ぐなど、デザインに機能が宿っています。
⑤ 時代に左右されないクラシックデザイン
トレンドに依存しない普遍的なデザインは、10年後も20年後も「おしゃれな靴」として通用します。流行に振り回されない本物のスタイルです。
ダサく見えないコーデ術5パターン
トリッカーズを「ダサい」と感じさせない着こなしには、いくつかの共通ルールがあります。「重さには重さを」「テイストを統一する」がキーワードです。
【コーデ①】デニム×ブリティッシュジャケットスタイル
テーパードデニム+ツイードジャケット+トリッカーズは、最もダサく見えない王道コーデです。デニムのカジュアル感とジャケットのクラシック感がバランスよく融合し、トリッカーズのどっしりとした存在感が活きます。チェック柄やハリスツイードのジャケットは特におすすめ。
【コーデ②】スラックス×ニットスタイル
ウールスラックス(グレー・チャコール・キャメル)+ローゲージニット+トリッカーズの組み合わせは大人の余裕が出るコーデ。パンツの裾を少しロールアップすることで、トリッカーズのダブルソールが見えて足元に立体感が生まれます。
【コーデ③】コーデュロイ×ブルゾンスタイル
コーデュロイパンツはトリッカーズとの相性が抜群。英国のカントリー感が共鳴し、自然なまとまりが生まれます。バブアーのオイルドジャケットや、ミリタリーブルゾンと合わせることでよりワイルドで男らしいスタイルに。
【コーデ④】ワイドパンツ×シャツスタイル
トリッカーズのボリューム感はワイドシルエットのパンツとの相性が良いです。細身パンツよりも全体のバランスが取れ、靴だけが浮いて見える「ミスマッチ」を防げます。白シャツ+ワイドトラウザーズ+エイコーンアンティークのバートンは特に洗練されて見えます。
【コーデ⑤】スーツ×トリッカーズのハズしスタイル
ダークネイビーやチャコールグレーのスーツ+バートン(ブラック・ダークブラウン)は、上品なのに個性が出るハズしコーデ。ただしスーツが高すぎる場合(ブランドスーツ等)はテイストが合わなくなるので、ビジネスカジュアル寄りのスーツと合わせると自然です。
⚠️ NG コーデ例
- 細身スキニーデニム+スニーカー感覚でのトリッカーズ → 足元だけ浮く
- 高級イタリアンブランドスーツ+トリッカーズ → テイストの不一致
- ストリート系(スウェット・パーカー)+トリッカーズ → 靴だけ浮く
- ショートパンツ+カントリーブーツ(ストウ) → 季節感・バランスが崩れる
代表モデル徹底比較:バートンvsストウ
トリッカーズを初めて購入するなら、まずこの2モデルから選ぶのが正解です。どちらもブランドを代表するアイコンモデルですが、特徴が異なります。
| 比較項目 | バートン(BOURTON) M5633 |
ストウ(STOW) M5634 |
|---|---|---|
| タイプ | 短靴(カントリーシューズ) | ブーツ(カントリーブーツ) |
| 使用ラスト | 4444(甲高め・幅広め) | 4497S(甲低め・幅細め) |
| 着用シーズン | 通年 | 秋〜春 |
| 脱ぎ履き | しやすい | 手こずることあり |
| エイジングの楽しさ | ◎ | ◎◎(面積が広い分より楽しい) |
| 合わせやすさ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| こんな人に | 初めての1足・通年使いたい方 | THE トリッカーズを楽しみたい方 |
バートン(BOURTON M5633)
トリッカーズの中で最も汎用性が高く、初めての1足に最適なのがバートンです。ラスト4444は甲が高く幅も適度にあるため、多くの日本人の足型に合いやすいのも特徴。通年履けるカントリーシューズなので、季節を問わずコーデに取り入れやすいです。カラーはエイコーンアンティーク(ブラウン系)が定番で、経年変化が最も美しく楽しめます。
ストウ(STOW M5634)/モールトン(MALTON M2508)
「トリッカーズといえばコレ!」というブランドの象徴ともいえるカントリーブーツがストウです。足首まで覆うブーツスタイルは経年変化が楽しめる面積も多く、履けば履くほど唯一無二の表情を見せてくれます。モールトン(M2508)はストウとほぼ同じ設計で、革質が若干異なりますが体感的な差はほとんどありません。秋〜春の主役シューズとして活躍します。
サイズ感と購入時の注意点
トリッカーズはUKサイズ表記のため、日本サイズとの変換が必要です。また、ラストによってサイズ感が異なるため、特にオンライン購入では注意が必要です。
📏 UKサイズ→日本サイズ 早見表(目安)
| UKサイズ | 5 | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本サイズ(cm) | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 |
※ あくまで目安です。ラストや個人の足型により異なります。
サイズ選びのポイント
- バートン(ラスト4444):甲高で幅広め。普段のサイズと同じか、ハーフサイズ上を目安にする
- ストウ(ラスト4497S):甲低め・幅細め。バートンより若干タイトに感じる場合が多い
- 革は馴染むので、新品時は少し窮屈に感じるくらいがちょうどよい(ただし指先が強く当たるようなら選びなおし)
- 初めてのトリッカーズは可能な限り試し履きをおすすめ。都内の正規取扱店で試してからオンラインで購入する方法も◎
- 並行輸入品はサイズ在庫が少なく、自分のサイズが見つかったらすぐ購入がベスト
Amazon・楽天でのおすすめ購入方法
トリッカーズは公式正規品と並行輸入品の2種類があります。正規品は国内正規代理店が品質保証するもの、並行輸入品はイギリス本国などから輸入したもので価格が安い場合があります。どちらも本物であることには変わりありません。
よくある質問(FAQ)
まとめ:トリッカーズは「ダサい」のではなく「履きこなしが必要な靴」
トリッカーズがダサいと感じる原因のほとんどは、コーデのミスマッチや履きこなし経験の不足にあります。創業1829年、英国王室御用達のブランドが「本当にダサい靴」であるはずがありません。
ポイントを押さえたコーデと、正しいサイズ選び・メンテナンスができれば、トリッカーズはあなたの足元を長年にわたって格上げし続ける、最高の相棒になります。まずは定番のバートン(BOURTON M5633)から試してみてはいかがでしょうか。
革靴を長く美しく保つために
トリッカーズのような上質な革靴は、定期的なお手入れが命です。
メンテナンスアイテムの選び方に迷ったらこちらが参考になります。


