お気に入りのレザーバッグから気になる臭いがして、使うのをためらっていませんか?革製品の臭いは原因によって対処法がまったく異なります。新品特有のなめし剤臭、保管中に発生したカビ臭、汗や生活臭の染み込み…それぞれに正しいアプローチをすることで、臭いはしっかり解消できます。この記事では、原因別の消臭方法から保管のコツ、プロおすすめのケアアイテムまで徹底解説します。
大切な革バッグを長く美しく使い続けるために、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
- レザーバッグが臭う原因は3つ
- 【新品の臭い】なめし剤・製造由来の対処法
- 【カビ臭い】カビが原因の場合の消臭ステップ
- 【使用中の臭い】汗・体臭・生活臭の消し方
- 保管中の臭い対策|クローゼット保管の注意点
- プロも使うおすすめ消臭ケアアイテム
- 絶対NG!革バッグにやってはいけないこと
- よくある質問(FAQ)
レザーバッグが臭う原因は3つ
革バッグの臭いへの対処を誤ると、革そのものを傷めてしまう可能性があります。まずは「なぜ臭っているのか」を見極めることが最初のステップです。臭いの原因は大きく3つに分類できます。
| 原因 | 特徴 | よくある状況 |
|---|---|---|
| ① なめし剤・製造由来 | 革独特の化学的・動物的な臭い | 新品購入直後 |
| ② カビ | 土のような、むわっとした臭い | 長期保管後・湿気の多い季節 |
| ③ 汗・生活臭 | 酸っぱい・脂っぽい臭い | 使用中・使用後の放置 |
⚠️ 重要:ファブリーズ・リセッシュなど一般的な布用消臭スプレーは革製品には使用不可です。シミ・変色の原因になります。
【新品の臭い】なめし剤・製造由来の対処法
なぜ新品の革は臭うの?
革製品は動物の皮をそのまま使うと腐敗してしまうため、「なめし」という加工を施して製品化します。このとき使われるなめし剤(タンニン・クロム)が臭いの主な原因です。クロムなめしはハイブランドにも多く採用されますが、タンニンなめしと比べて臭いが出やすい傾向があります。また、製造過程で使われる接着剤や仕上げ剤も臭いに影響します。
✅ 臭いが強い=完成からあまり時間が経っていない本革の証拠です。品質の問題ではありません。

新品臭の消し方 ステップ別
STEP 1|陰干しでエイジングを促す
直射日光の当たらない風通しの良い場所に数日〜数週間吊るして干すだけで、臭いが徐々に揮発していきます。これが革を傷めずに臭いを改善できる最もシンプルな方法です。
STEP 2|重曹で吸着消臭
大きめのビニール袋にバッグと重曹(目の細かい布袋に入れたもの)を一緒に入れて、袋の口を閉じ2〜7日ほど放置します。45Lのゴミ袋に対して重曹300gが目安です。取り出した後は風通しの良い場所で陰干しするとさらに効果的です。
STEP 3|新聞紙を活用する
バッグ全体を新聞紙で包んで箱に入れ、1〜2日置くだけで消臭効果が期待できます。新聞紙自体が湿気と臭いを吸収してくれます。臭いが残る場合は新聞紙を取り替えてもう一日様子を見てください。
STEP 4|活性炭(備長炭)を使う
脱臭効果の高い炭をバッグの中に入れておく方法も有効です。ただし炭が直接革に触れないよう、布袋に入れて使用してください。
【カビ臭い】カビが原因の場合の消臭ステップ
革バッグにカビが生えやすい理由
革製品にはタンニンや油脂が含まれており、これらがカビの栄養源になります。さらに、手の脂やケアクリームの拭き残しもカビを促進します。カビは気温15℃以上・湿度75%以上・通気の悪い環境を好むため、クローゼットでの長期保管は特に注意が必要です。
カビかどうかの見分け方:表面に白や黒のポツポツとした斑点状のシミがある、または土っぽいむわっとした臭いがする場合はカビの可能性が高いです。

カビ臭の消し方 ステップ別
⛔ 注意:エタノールや重曹水をいきなり革に塗布すると、シミや変色を起こす場合があります。革専用のカビ用ミストの使用を強くおすすめします。
STEP 1|まず乾燥させる
革が湿っている場合は、まず風通しの良い場所で陰干しをして完全に乾燥させます。ドライヤーの温風は革に負担がかかるので使用しないでください。干しすぎると革が固くなって割れる可能性があるため、乾いたらすぐに取り込みましょう。
STEP 2|カビ用ミストで除去
革専用のカビ用ミストをクロスにたっぷりかけて、バッグを優しく拭き取ります。新聞紙の上で作業すると液だれしても安心です。
STEP 3|再度陰干し
ミストで拭いた後は再度風通しの良い場所で陰干しします。完全に乾いたら革の種類に合ったケアクリームで保湿します。
STEP 4|完全に乾いたら新聞紙で包む
完全乾燥後、新聞紙など繊維が柔らかいもので包み1〜2日置いておくと、残った臭いが吸収されていきます。
カビが広範囲に発生している場合や高級品の場合は、無理に自分で処置しようとせず、革製品専門のクリーニング業者への依頼を検討してください。プロによるクリーニングでは、目に見えない汚れの除去・撥水加工・色修正なども対応可能です。
【使用中の臭い】汗・体臭・生活臭の消し方
使っているうちに臭くなる原因
革は多孔質素材のため、外部の臭いを吸収しやすい特性があります。特に夏場の汗、喫煙所・焼き肉店などの強い香り、雨水による湿気などが革の繊維に染み込んでいきます。
① 帰宅後は必ず乾拭き
特に夏場は持ち手や肩掛け部分に汗がつきやすいため、帰宅後すぐに乾いた布で軽く拭き取る習慣をつけましょう。これだけで臭いの蓄積をかなり防げます。
② 革専用クリーナー・消臭スプレーを使う
汗や皮脂が染み込んでいる場合は、革専用クリーナーを使って拭き取ります。バッグから約20cm離してスプレーを軽くかけ、乾いた布で軽く拭き取ります。
③ 酢(ホワイトビネガー)を活用する
酢と水を1:1で割り、乾いた布に軽く含ませて優しく叩くように拭きます。強くこすると傷や変色の原因になるため注意が必要です。必ず目立たない部分でテストしてから使用してください。酢の臭いは時間が経つと消えていきます。
④ 茶葉を使った消臭
電子レンジで乾燥させたお茶の出がらしをバッグの中に入れておく方法も効果的です。茶葉が臭いを吸着してくれます。
保管中の臭い対策|クローゼット保管の注意点
臭いは取り除けても、保管方法が悪ければ再び発生してしまいます。長く愛用するためには保管環境を整えることが最も重要です。
正しい保管方法
✅ 使わないときは風通しの良い場所に
湿気がたまりやすいクローゼットで保管する場合は、必ず除湿剤と一緒に入れましょう。長期保管時は新聞紙をバッグの中に詰めると湿気と臭いを同時に吸収してくれます。
✅ 通気性の良い袋(不織布)に入れて保管
購入時に付属してくる不織布の保存袋を活用しましょう。ビニール袋での保管は湿気がこもるため厳禁です。消臭効果のある布袋を使うとさらに効果的です。
✅ 月に1度は取り出して換気を
長期間バッグをしまいっぱなしにすると、クローゼット内の臭いが移ったりカビが生えやすくなります。定期的に取り出し、乾拭きするだけでも大きな違いが出ます。
✅ 強い香りのある場所での使用を控える
本革は外部の臭いを吸収しやすいため、喫煙所や焼き肉店などでは布袋で覆うなどの工夫を。
✅ 雨に濡れたらすぐケアする
濡れたまま放置するとカビの原因になります。帰宅後はすぐに乾いた布で水分を吸収し、風通しの良い場所で陰干ししてください。
✅ 防水スプレーで日頃から予防
革専用の防水スプレーを出かける30分〜1時間前に使用することで、水や湿気をはじき、カビや臭いの発生を予防できます。かけすぎは革の呼吸を妨げるので、適量を守りましょう。
プロも使うおすすめ消臭ケアアイテム
適切なアイテムを使えば、臭いの消臭から再発防止まで効率的に行えます。ここでは特に定評のある製品を紹介します。
① コロンブス レザーキュア 除菌・抗菌ミスト(日常の汗・菌の臭いに)
ノンアルコールタイプで革を傷めずに除菌・抗菌ができる定番スプレー。革バッグはもちろん、財布・ランドセル・ジャケットにも使えます。スプレーして乾いた布で拭き取るだけで、臭いの原因菌を抑制します。
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② コロンブス レザーキュア カビ用ミスト(カビ臭・防カビに)
カビの発生・再発を抑える専用ミスト。グレープフルーツの香りで、カビ特有の嫌な臭いもカバー。スエード・ヌバックにも対応しており、梅雨シーズン前後の予防ケアにも活躍します。
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③ M.モウブレイ ナチュラルフレッシュナー(素材を問わず使いやすい消臭スプレー)
革製品ブランドM.MOWBRAYが展開する消臭スプレー。銀の粒子と植物由来の成分で除菌・消臭を実現。革ジャン・ブーツ・バッグなどあらゆる革製品に使えます。
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④ レザーウォッシュ プレミアム スプレー(洗浄+消臭の一体型)
スプレーして拭き取るだけで汚れ・カビ・臭いを同時にケアできる革専用洗剤。革に近い弱酸性処方で革を傷めずに洗浄できます。臭いがひどい場合の集中ケアに。
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絶対NG!革バッグにやってはいけないこと
以下の方法は革を傷める可能性があるため、絶対に避けてください。
- ❌ ファブリーズ・リセッシュなど布用消臭スプレーを直接かける(シミ・変色・輪ジミの原因)
- ❌ ドライヤーで乾かす(革が固くなる・ひび割れの原因)
- ❌ 直射日光に長時間当てる(色あせ・乾燥・ひび割れの原因)
- ❌ アルコールや漂白剤で拭く(色落ち・仕上げ膜の破損の原因)
- ❌ ビニール袋に入れて保管する(湿気がこもりカビの原因)
- ❌ 濡れたまま放置する(カビの原因)
よくある質問(FAQ)
Q1. 新品のレザーバッグの臭いはいつ頃消えますか?
なめし剤由来の臭いは、使い込むことで数週間〜数ヶ月で自然に和らいでいきます。陰干しや重曹を活用すれば、改善を早めることができます。タンニンなめしとクロムなめしで改善速度が異なります。
Q2. 革バッグのカビ臭いが取れない場合はどうすればいいですか?
カビの臭いを完全に取りきることは難しい場合もあります。専門のクリーニング業者でもケースによっては臭いが残ることがあります。自宅でケアしても改善が見られない場合は、革製品専門のクリーニング・修理業者への依頼を検討してください。高額品や思い入れのある品の場合は早めにプロに相談するのが賢明です。
Q3. ファブリーズは革バッグに使えますか?
革面への直接スプレーはNGです。ファブリーズ(花王:リセッシュも同様)のパッケージにも「革・スエードには使用不可」と明記されています。バッグの内側が布地の場合は内側のみに軽く使用することが可能ですが、革面には絶対に直接かけないでください。
Q4. 重曹を革に直接振りかけても大丈夫ですか?
重曹が革に直接触れると革を傷める可能性があります。必ず布袋や小さな容器に入れてバッグの中に置くようにしてください。革の表面に直接かけるのは避けましょう。
Q5. 革バッグを洗濯できますか?
一般的な革バッグは洗濯機での丸洗いはNGです。水洗いできる革製品の場合でも、手洗いか専用クリーナーの使用に留めてください。洗った後は必ず革専用クリームで保湿することが重要です。
まとめ:原因を特定して正しくケアが鉄則
レザーバッグの臭い消しは、原因を正しく特定することが何より大切です。
- 新品の臭い → 陰干し・重曹・新聞紙でエイジングを促す
- カビ臭 → 陰干しで乾燥させ、革専用カビ用ミストで除去
- 汗・生活臭 → 帰宅後の乾拭き習慣+革専用クリーナーで定期ケア
正しい消臭ケアと日常的なメンテナンスで、お気に入りのレザーバッグを臭いの悩みなく長く愛用できます。ケアアイテムに迷ったら、コロンブスやM.モウブレイなど革ケア専門ブランドの製品を選ぶと安心です。
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