沖縄・那覇の浮島通りにある革工房anshare(アンシェア)で、パターンオーダーのカードケースを作ってもらいました。グリーンのイタリアンレザーをベースに、カードポケットの1枚だけをブラウンに変更するカラーカスタム。さらに購入日付「2024.9.28」を刻印していただきました。職人さんとのやり取りで生まれた、世界に一つだけの革小物です。届いた瞬間から思わず唸るほどの仕上がりで、コバの美しさにも感動しました。
anshareは沖縄の方言「あんしぇ〜や(また明日ね)」をもじったブランド名。那覇市松尾の浮島通りに店舗・工房を構え、イタリアンレザーと真鍮金具にこだわったハンドメイドの革小物を製作・販売しています。Instagramフォロワーは32万人超と、沖縄発の革ブランドとして国内外に知られる存在です。
目次
- anshare(アンシェア)とは
- パターンオーダーの流れ
- 商品スペック
- 実物レビュー|写真で見る各部の詳細
- 使用革について|イタリアン・アマゾニアレザー
- 良いところ・気になるところ
- イタリアンレザーのお手入れ方法
- 購入・アクセス情報
- よくある質問(FAQ)
anshare(アンシェア)とは
anshareは2009年創業。沖縄県那覇市・浮島通りに店舗と工房を構える革製品ブランドです。代表の上原奨太郎さんを中心に、デザイン思考を持つ職人たちが商品の企画・デザイン・製作をすべて自社工房内で行っています。
anshareの大きな特徴は以下の3点です。
- イタリアンレザー×真鍮金具:使用する革は質の高いイタリア産オイルレザー。金具はすべて真鍮(ブラス)製で、経年変化で味わいが増す
- パターンオーダー対応:カラー・素材・ポケット数などをパーツごとにカスタムできるオリジナルオーダーが可能
- 焼印による名入れサービス:400℃近くまで熱したブランディングペンで革に文字を焼き付ける刻印サービス(アルファベットのみ)
店内は工房と一体になっているため、職人が作業する様子を見ながら商品を選ぶことができます。スタッフ全員が職人なので、その場でカスタムの相談ができるのも大きな魅力です。anshare公式サイト / Instagram @anshare_leather
パターンオーダーの流れ
今回はカードケースをパターンオーダーしました。店頭でスタッフ(職人さん)と直接相談しながら、以下のカスタムを行いました。
- ベースカラーの選択:グリーン(アマゾニアレザー)をメインカラーに決定
- カラーカスタム:複数あるカードポケットのうち1枚だけをブラウンに変更するアクセントカスタムをリクエスト
- 日付刻印:購入日「2024.9.28」を焼印で入れていただくよう依頼
職人さんと直接やり取りしながらオーダーできるため、「こんなことできますか?」と気軽に相談できる雰囲気がとても心地よかったです。デザインの意図や素材の説明も丁寧にしてもらえ、革好きには最高の体験でした。
商品スペック
| ブランド | anshare(アンシェア) |
|---|---|
| 商品種別 | レザーカードケース(パターンオーダー品) |
| 素材 | イタリアンレザー・アマゾニア(プルアップ仕上げ) |
| カラー | グリーン(メイン)× ブラウン(カードポケット1枚のみカスタム) |
| 金具 | 真鍮ファスナー(ゴールド) |
| 刻印 | anshare ロゴ + 購入日付「2024.9.28」 |
| コバ処理 | 丁寧な磨き仕上げ(多層処理) |
| 製造 | 日本製・那覇市工房でのハンドメイド |
| 購入場所 | anshare 実店舗(沖縄県那覇市松尾・浮島通り) |
実物レビュー|写真で見る各部の詳細
購入直後の状態を写真でご紹介します。

手のひらにすっぽりと収まるコンパクトなサイズ感。上部に真鍮ファスナーのコインポケット、下部にカードポケットを配したシンプルながら機能的なデザインです。新品の状態でもすでに深みのある艶感があり、プルアップオイルレザーならではの表情の豊かさを感じます。
カラーカスタム|グリーン×ブラウンのコントラスト

今回のパターンオーダーの核心部分がこのカラーカスタム。グリーン一色で揃えるのが標準仕様ですが、カードポケット1枚だけをブラウンに変更しました。外から見るとグリーン一色に見えますが、カードを出し入れする際にちらりとのぞくブラウンが嬉しいサプライズ。このような細かいカスタムに職人さんが快く対応してくれるのがanshareの魅力です。
コバ処理|2色の革が重なる断面の美しさ

コバ処理のクオリティは革小物の仕上げレベルを如実に示します。グリーン×ブラウンの2色が重なる難しいコバも、anshareの職人さんは丁寧に仕上げています。革の断面が美しく磨かれているかどうかは、革小物の品質を見極める重要なポイントのひとつ。ここまで丁寧なコバ処理が施されていると、長期使用でもほつれや崩れが起きにくいです。
真鍮ファスナー・引き手のディテール

anshareのすべての製品に使われる真鍮金具は、エイジングで味わいが増す素材として選ばれています。新品の状態ではゴールドの輝きが鮮やかですが、使い込むほどに深みのあるアンティーク調に変化し、革のエイジングと歩調を合わせて育っていきます。
使用革について|イタリアン・アマゾニアレザー
anshareで使用されているのは、イタリア・サンタクローチェ地区のタンナー「La Perla Azzurra(ラ・ペルラ・アズーラ)」が製造する「Amazonia(アマゾニア)」というレザーです。
- 鞣し方法:植物タンニン鞣し(ベジタブルタンニン)
- 染色方法:染料仕上げ・芯通し染め
- 加工:シュリンク加工 + プルアップ加工
- 特徴:薄いシボ感のある表面にワックスが乗り、深みと上品さを両立。プルアップ特性により、革を折り曲げたり触れたりすると濃淡が浮かび上がる
- エイジング:使い込むほどにツヤと色の深みが増し、味わい深い表情に変化する
「深い存在感とエレガントな雰囲気を持つ表情が、あらゆる世代に愛されている」とanshareが紹介するように、グリーンの色味は落ち着きと個性を同時に持ち、使う人を選びません。
良いところ・気になるところ
✅ 良いところ
- パターンオーダーで唯一無二の一品に:カラー・カスタム・刻印の組み合わせで、世界に一つだけの革小物が作れる
- コバ処理が圧倒的に美しい:2色の革が重なる難しい箇所も均一に磨き上げられており、仕上げのレベルが高い
- 購入日付の刻印:「いつ、どこで作ってもらったか」が革に刻まれることで、特別な記念品になる
- 真鍮金具のエイジング:革と同じく使い込むほどに味が出る真鍮を全金具に採用。長期的に革と一緒に育てられる
- 職人と直接やり取りできる体験:店舗=工房なので、作り手と話しながら選べる。旅の思い出としても格別
- イタリアンレザーの質感:アマゾニアレザーのプルアップによる深みのある表情が、新品の状態でも美しい
⚠️ 気になるところ
- 沖縄の現地店舗のみでのオーダー:パターンオーダーは基本的に店頭での対応が中心のため、遠方の方は訪問が必要(オンラインショップでも一部対応)
- 水に弱い:プルアップオイルレザーのため、雨や水滴には注意が必要。事前の防水スプレーで対策を
イタリアンレザーのお手入れ方法
anshareのアマゾニアレザーを美しく育てるための基本的なお手入れです。
- 乾拭き(日常):使用後は柔らかい布で軽く乾拭きし、ほこりや手の脂を均一になじませる
- 馬毛ブラシでブラッシング:細かいほこりが溜まったときはブラシで優しく払う
- 革用クリームを薄く塗布(月1〜2回):プルアップオイルレザーは油分が豊富なため、薄く少量を全体に伸ばすだけで十分。塗りすぎは油シミの原因に
- 防水スプレー(使用前):イタリアンレザーは水に弱いため、使い始め前に防水スプレーを施すと安心
購入・アクセス情報
anshareは沖縄・那覇市の浮島通りに2店舗を構えています。
| 店舗①(販売店) | 沖縄県那覇市松尾2-12-8 |
|---|---|
| 店舗②(工房) | 沖縄県那覇市松尾2-5-33 |
| 営業時間 | 10:30〜20:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | anshareproject.com |
| @anshare_leather |
パターンオーダーは店頭が基本ですが、オンラインショップでも既製品や一部カスタム対応の商品を取り扱っています。沖縄旅行の際はぜひ浮島通りに立ち寄ってみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. anshareのパターンオーダーはオンラインでもできますか?
A. 基本的には店頭でのオーダーが中心です。カラーの組み合わせや刻印など細かいカスタムは職人さんと直接相談しながら決めるのが最適です。オンラインショップ(anshareproject.com)では既製品や一部カスタム対応品も販売しています。
Q. 刻印(名入れ)は何文字まで入りますか?
A. anshareの焼印サービスはアルファベットのみ対応しています。文字数や位置についてはオーダー時に職人さんと相談しながら決めることができます。今回の「2024.9.28」のような日付刻印も対応可能です。
Q. アマゾニアレザーのエイジングはどのように変化しますか?
A. プルアップオイルレザーのため、使い込むほどにツヤが増し、色の深みが加わります。グリーンの場合は、使い込むほどに深みのある艶やかなグリーンへと変化していきます。傷がついてもそれが味わいとして馴染んでいくのも、このレザーの魅力です。
Q. 真鍮(ブラス)の金具はどう変化しますか?
A. 新品時はゴールドの輝きがありますが、使い込むほどに自然な酸化が進み、アンティーク調の渋い色合いに変化します。これが革のエイジングと調和して、時間をかけて育った革小物ならではの風格を生み出します。
Q. anshareのコバ処理が美しいと評判ですが、具体的にどのような処理をしているのですか?
A. 革の断面(コバ)に染料や仕上げ剤を塗り重ね、丁寧に磨き上げる多層処理を行っています。2色以上の革が重なる部分は特に難易度が高いですが、anshareでは仕上がりの均一さが際立っています。美しいコバ処理は耐久性にも直結し、長期使用でもほつれや崩れが起きにくいです。
沖縄旅行の思い出として、日常使いの相棒として——anshareのパターンオーダー品は、手にするたびに「あの日、あの場所で作ってもらった」という記憶を呼び覚ましてくれます。革と真鍮が時間とともに育っていく楽しみも含めて、これ以上ない一品です。


