【6年越しの中古購入レビュー】土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック|手触りが好きすぎて、激しいエイジングが大好きな革バッグ

2020年に土屋鞄の店頭で一目惚れして以来、ずっと欲しかったバッグがありました。オリジンオイルヌメ バックパックです。でも行くたびに在庫切れ。それから6年——2026年、ついに中古でそれを手に入れました。手に取った瞬間、「あ、これだ」と思った。あのしっとりとした、手に吸い付くような手触りが、ずっと頭の中にあったものとまったく同じでした。

同じオリジンオイルヌメシリーズの長財布はすでに愛用中です。長財布のレビューはこちら。財布で感じたあの革の質感をそのままバックパックで味わえるのが、このシリーズの醍醐味です。

目次

オリジンオイルヌメとは|素材と仕上げの特徴

オリジンオイルヌメは、土屋鞄製造所が展開するレザーシリーズのひとつ。牛の原皮を植物タンニンでなめした後、オイルとワックスを何度も塗り込んで仕上げた「オイルバフドレザー」が使われています。

  • 鞣し方法:植物タンニン鞣し(ベジタブルタンニン)
  • 仕上げ:オイル・ワックスを圧入したバフ仕上げ(起毛調)
  • 表面の特徴:かすかに起毛したようなマットな質感。浅い傷は揉み込むと目立たなくなる
  • プルアップ:触れた部分のオイルが動いて色が変わるプルアップ効果あり
  • エイジング:使うほどに滑らかな光沢を帯び、深みのある色合いに変化する

「マットな質感をしているのに、使い込むほどに艶が出てくる」——これがオリジンオイルヌメ最大の魅力です。傷さえも味に変える革の力強さが、使い込む喜びを生み出します。

土屋鞄 オリジンオイルヌメシリーズ一覧はこちら
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6年越しの購入|なぜこのバッグを選んだのか

2020年、土屋鞄の店頭で初めてこのバックパックを手にしました。あのしっとりとした手触り、ダークブラウンの深い色味、ほどよい重みのある革の質感——気づいたら「これを買うために生きてきた」とまで思っていました。でも在庫切れ。

それから6年間、定期的に土屋鞄の公式サイトをチェックし続けました。バックパックは人気のため常に在庫薄。新品での購入タイミングを逃し続けるうちに、中古市場でも状態の良い個体を見つけることの難しさを知りました。そして2026年——ついに状態の良い中古品に出会い、迷わず購入。

6年越しで手に入れた革製品の手触りは、記憶の中にあったものとまったく同じでした。むしろ少し使われて革が馴染んだ状態が、より「オリジンオイルヌメらしい」質感に育っていて、新品より気持ちよかったくらいです。

商品スペック

商品名オリジンオイルヌメ バックパック
ブランド土屋鞄製造所(TSUCHIYA KABAN)
素材(本体)オイルバフドレザー(本牛革・植物タンニン鞣し)
素材(内装)ピッグスエード(コットンツイル併用)
カラーダークブラウン
サイズ縦44cm × 横上39cm × 横底29.5cm / 最大マチ16.5cm
重量約1,570g
収納A4ファイル対応 / 内装ファスナーポケット×1 / フリーポケット×1
ショルダーベルト最長78.5cm〜最短61cm(6段階調節)
定価116,600円(税込)※現在は数量限定色
購入方法中古品(フリマ・中古市場)

実物レビュー|写真で見る各部の詳細

フロント全体|ダークブラウンの重厚感

土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック ダークブラウン フロント全体
▲ フロント全体。ダークブラウンのオイルバフドレザーが重厚な存在感を放っています。すでに使用感のある傷と色ムラが全面に広がり、これが「オリジンオイルヌメらしい」経年変化の表情です。上部にはトップハンドル、フロントに大きなフラップデザインが特徴的。

革表面のテクスチャー|プルアップと傷の表情

土屋鞄 オリジンオイルヌメ 革表面 クローズアップ 傷 プルアップ エイジング
▲ 革表面のクローズアップ。バフ仕上げ特有の細かな起毛感と、使用による細かな傷が刻まれています。傷は指で擦ると目立たなくなる性質があり、これも「エイジングの味」として馴染んでいきます。光の当たり方でプルアップ効果の濃淡が浮き上がります。
土屋鞄 オリジンオイルヌメ 革表面 艶 マット グラデーション 質感
▲ 光の当たり方による表情の変化。同じ面でも艶のある部分とマットな部分が混在し、革が使われた痕跡として美しく刻まれています。新品時はほぼ均一なマットな仕上がりですが、使用とともにこの複雑な表情が生まれてくるのがオリジンオイルヌメの醍醐味です。

バック面|リュックベルトと背面のシボ感

土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック 背面 リュックベルト 背当て
▲ 背面のリュックベルトと背当て。背当てには蒸れにくく色落ちしにくいソフト牛革を採用(土屋鞄のランドセルと同じ素材)。ショルダーベルトは6段階で調節可能で、身長に合わせたフィット感が得られます。ベルトの革も本体と同じ色味で統一感があります。

内装詳細|充実した収納力

土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック 内装 上部 ファスナー 仕切りポケット
▲ トップを開いた内装の上部。複数の仕切りポケットとファスナーポケットが並ぶ収納部。トップハンドルと開口部のバランスが良く、書類や薄型PCなどを整理して収納できます。内装は温かみのあるブラウン系のレザーで統一されています。
土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック 内装 仕切りポケット ファスナー 側面
▲ 内装の仕切りポケットを側面から。革製の仕切りが立体的に広がり、書類・ノートPCなどをしっかり分けて収納できます。ファスナーポケットも隣接しており、スマホや小物の一時置きとして便利。ファスナーはブラックニッケル仕上げで統一感があります。
土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック 内装 ブランドロゴタグ ファスナー スナップボタン
▲ 内装のブランドロゴタグとファスナー・スナップボタン部分。革製のロゴタグが内装に縫い付けられており、細部まで丁寧な仕上げが確認できます。ピッグスエードのグレー系内張りが高級感を演出し、バッグの中身も傷つけにくい素材です。
土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック メイン収納内部 スエード調内張り
▲ メイン収納の内部。広々としたスペースにピッグスエードのグレー内張りが施されており、A4ファイルやノートPCが余裕で入る容量です。内側にもファスナーポケットが設けられ、仕切りとして機能しています。

経年変化(エイジング)の魅力

オリジンオイルヌメのエイジングは、使い込むほどに「自分だけの表情」が生まれるのが最大の楽しさです。中古で手に入れたこのバックパックには、すでに前オーナーが積み重ねた時間が刻まれていました。

  • 傷の変化:細かい傷は指や手のひらで擦り込むことで目立たなくなる。バフ仕上げ特有の「傷が消える」性質
  • 色の変化:ダークブラウンが使い込むほどにより深みのある艶を帯びる。特に触れる頻度の高い部分から先に変化
  • 質感の変化:新品時のマットな起毛感から、使い込むほどに滑らかで光沢のある質感へ
  • 全体の馴染み:革が体の動きに慣れてくることで、背負った時の一体感が増す

中古品でも、むしろ少し育った状態の方がオリジンオイルヌメらしい風合いを感じられます。新品から育てるもよし、育った状態から引き継ぐもよし——どちらの楽しみ方もできる革です。

良いところ・気になるところ

✅ 良いところ

  • 手触りが格別:オイルバフドレザーのしっとりした、手に吸い付くような触感は他の革にない独自のもの。持つたびに触りたくなる
  • エイジングが激しく美しい:傷も色ムラもすべて個性に変わる。使い込むほどに自分だけの表情になっていく
  • 収納力が充実:A4対応のメイン収納、複数の内装ポケット、ファスナーポケットと、普段使いから仕事まで対応できる機能性
  • 背負い心地:曲線設計のショルダーベルトと、蒸れにくいソフト牛革の背当てで、革バッグの中でも快適な背負い心地
  • シリーズで統一できる:長財布・トートなど同シリーズのアイテムと合わせることで、革の表情が揃う喜びがある
  • 中古でも十分な品質:オリジンオイルヌメは使い込んでも劣化しにくく、状態の良い中古品であれば新品に近い体験ができる

⚠️ 気になるところ

  • 重量がある:本体だけで約1,570g。荷物を入れると2〜3kgになることも。革バッグの宿命だが、毎日使うには慣れが必要
  • 価格が高め:定価116,600円は気軽には出せない金額。中古市場での購入がコスパの観点では現実的
  • 水に注意:オイルバフドレザーは水シミに弱い。雨の日は注意が必要で、防水スプレーでの対策を推奨
  • 在庫希少:現在は数量限定色のみの展開で、新品の入手はタイミング次第

オリジンオイルヌメのお手入れ方法

オイルバフドレザーは丁寧なケアで美しいエイジングを長く楽しめます。

  1. 馬毛ブラシでブラッシング(使用後):表面のホコリや汚れを払う。細かい傷もブラッシングで目立たなくなることがある
  2. 傷ができたら指で擦る:細かい引っかき傷は指の腹や手のひらで擦り込むだけで馴染む。オイルバフドレザーの特性を活用
  3. 革用クリームを薄く塗布(2〜3ヶ月に一度):無色のレザークリームを少量、全体に薄く伸ばして乾拭き。乾燥が気になるときのみで十分
  4. 防水スプレー(使用前・雨季前):水シミ防止のため、シーズン前に防水スプレーを施しておくと安心
  5. 水に濡れたら:すぐに乾いた布で拭き取り、形を整えながら陰干し。完全乾燥後に薄くクリームを塗布

購入方法・価格

オリジンオイルヌメ バックパックは現在数量限定色のみの展開のため、新品の入手はタイミングが重要です。中古市場での入手も現実的な選択肢です。

🛒 土屋鞄公式 オリジンオイルヌメ バックパック(在庫状況要確認)

🛒 Amazonで「土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック」を探す

🛒 楽天市場で「土屋鞄 オリジンオイルヌメ バックパック」を探す

メルカリやラクマなどのフリマサイトでも状態の良い中古品が流通しています。オリジンオイルヌメは使い込んでも劣化しにくいため、中古品でも十分に満足できる選択です。革の傷が気になる場合は手で擦るとある程度目立たなくなります。


よくある質問(FAQ)

Q. オリジンオイルヌメとトーンオイルヌメの違いは?

A. どちらも植物タンニン鞣しのオイルヌメ革ですが、オリジンオイルヌメは表面をバフがけ(起毛調に)した仕上げで、よりマットでざっくりとした風合いが特徴。トーンオイルヌメはスムース調で少しシボ感があります。エイジングの方向性はどちらも似ていますが、オリジンの方が傷が馴染みやすく、よりワイルドな変化を楽しめます。

Q. 中古品を購入する際の注意点は?

A. 縫製のほつれ・ファスナーの動作・内装の状態・底鋲の摩耗を確認しましょう。オリジンオイルヌメは革自体が強いため、外装の傷は気にしすぎなくて大丈夫です。内装のスエード素材に大きなシミや破れがないか確認するのが重要です。

Q. A4書類は余裕で入りますか?

A. はい、余裕で入ります。最大マチ16.5cmあるため、A4ファイルはもちろん、13〜14インチのノートPCも収納可能です。仕事用バッグとして普段使いに十分な収納力があります。

Q. 重さが気になりますが、毎日使えますか?

A. 本体だけで約1,570gあるため、荷物を入れると重さを感じる場面もあります。ただし背面設計が優れており、背負ったときの重心バランスが良いため、手持ちの時より体感的に軽く感じます。毎日使うには荷物の量を意識することをおすすめします。

Q. 長財布と合わせてシリーズで使えますか?

A. はい、同じオリジンオイルヌメシリーズで揃えると、革の色味と質感が統一されて非常に格好良いです。使い込むほどに同じ方向性でエイジングが進むため、長く使うほど統一感が増します。


6年間「欲しい」と思い続けた革バッグを手にしたとき、その手触りは記憶の中にあったものと寸分違わず——むしろ少し育って、より「らしく」なっていた。革製品にはこういう体験がある。単なる道具ではなく、時間が刻まれていくもの。このバックパックと、これからどんな時間を過ごすか——それを考えると、使い始める前からもうテンションが上がっています。